オススメの映画「シッコ」
ども、永井です。マイケル・ムーア監督「シッコ」をご紹介します。
もう、映画終わってしまったので、DVDが出たらご覧頂くしかないですが・・・。
結論から言うと、この映画「シッコ」においてダイナミックに提示された不条理に爆泣きしました。映画館であそこまで泣いたのは初めてだと思います。(ま、逆の意味で泣いたことは多いですが。キャシャーンとか。)
マイケル・ムーア監督の「シッコ」は、そもそも創りモノ(←永井カテゴリーとして)ではなく「ドキュメントである」と言えば、ま、それまでです。
悲しむべきリアルな不条理を映画というツールにおいて提示され、それに爆泣した。
ま、結局はそういうことになるのかもしれません。シンプルに言えば。
でも、ん?まてよ。んんんー。
先日来の違和感・・・
どう言えばいいのでしょう。数日経って「なんとなくムーア監督にだまされたんじゃないか」感がジリジリと大きくなっていくこの違和感から察するに、
創りモノの不条理に泣かされたんじゃなかろうか。
組み立て方がエゲツナイ。非常に隙がなく、計算されつくした創りモノ。
最後まで「そうはいっても、○○○○じゃないの!」って逆説を言わせない、考えさせない感じ。
麻薬的に、ムーア論信奉者にさせちゃう宗教的なまでの求心力。
何が言いたいかと言うと、要は「映画が凄かった」と「ムーア監督は凄い」「ムーア監督にだまされた」の3点です。
同監督の作品、華氏911とかは、なんとなくDVDで見たのか見てないのか・・・??という感じでしたが、どうやら食わず嫌いだったようです。
見た方がいいです。こんな手法なのに、凄っごい映画。ぜひDVDでもいいので観てください。